診療について
残暑お見舞い申し上げます。
近年、日本では各地で地震や豪雨などが頻発しており、その中でも特に南海トラフ巨大地震が懸念されています。
そこで今回は実際に災害が起きた時、当院に通院する透析患者様に向けた災害時ガイドをお知らせします。
* 大切な内容となっておりますのでご自宅や身の周り、ご家族が確認しやすいところに保管をお願い致します。
地震など大災害発生時は、安否確認、見舞、問合わせなどの電話が急激に増加し、電話がつながり難い状況が発災当日~数日間続きます。
このようなときに、提供されるサービスが災害用伝言ダイヤル「171」です。
被災地の方などの電話番号および携帯電話等の番号を宛先として、安否等の情報を音声情報として、録音・再生できるボイスメールです。
① まず最初に1 7 1をダイヤルする。
② ガイダンスが流れたあとに2を選ぶ(再生を選ぶ)。
③ 被災地の方の電話番号を入力。↓
078-371-1272(原泌尿器科病院 直通)
④ プッシュ式の方は1を押す。
ダイヤル式の方はそのままお待ちください。
伝言は新しいものから順番に再生されます。
注意!!
○当院の電話番号を宛先とする録音はおやめください。 重要な内容が削除される恐れがありますので、録音はおやめください。 |
〇当院の伝言登録する電話番号は078-371-1272です。 直通電話などの番号ではメッセージが聞けません。 |
☆災害用伝言ダイヤル「171」の練習ができます。
災害用伝言ダイヤルの練習期間日があり、当院でも災害時に使えるように練習をしていきます。
令和3年9月5日(日)11:00~15:00
上記日程にメッセージを録音します。
ご自身だけではなく、ご家族ともに練習してみましょう。
お住まいの地域で災害に被災した場合、当院に来院するのが困難になると予想されます。
通常、他院で透析を受ける場合、当院からの紹介状(診療情報・透析条件・記録等)が必要となります。
しかし、当院へ来院が難しく他院で透析を受けざるを得ない場合緊急の場合はお手持ちの当院診察券が最低限、紹介状の代用として使用でき
ます。
診察券には各個人に応じて最新の透析条件が記載されており、他の透析施設が見ても迅速な対応ができる内容となっています。
このことから、普段から診察券は肌身離さず財布の中に入れましょう。
透析患者様は災害で治療を長期間受けられないと生死に関わることもあります。
そのため日頃から災害に備え、もしもの時には落ち着いて行動することが大切です。いざという時に慌てないよう、治療や生活に必要なものを日頃
から用意しておきましょう。
1.診察券、お薬手帳を常に携帯しましょう。
★ 薬には1回でも飲まないとすぐに身体に影響が出るものもあります。
血圧の薬や心臓病の薬、インスリン、糖尿病の治療薬等、
2.親戚、知人などの避難先と、近隣の透析医療機関を調べておきましょう。
3.透析施設や避難所への移動手段を確認しましょう。
4.非常時の持ち出し品を用意して、いざという時にすぐ持ち出せる場所に準備しておきましょう
★ 飲料水:2~3日、透析できないことを想定して、できるだけ制限してください。
★ たんぱく質や塩分、カリウムが調整された保存食を2~3日分準備しましょう。
★ 避難所に行った時は自分が透析患者であることを伝えましょう。