病院のご案内
腎臓内科部長の吉矢医師は、腎臓疾患治療のエキスパートであり、日本腎臓学会及び日本透析医学会の専門医・指導医として日常診療に携わっています。
CKDとは、腎臓の働きが健康な人の60%以下に低下する、あるいはたんぱく尿が出るといった腎臓の異常が3ヶ月以上続く状態を言います。CKDの治療には、減塩やたんぱく質の制限などの食事療法、お薬による血圧や血糖の管理、禁煙や運動などの生活習慣の改善などがあります。CKDは早期発見、早期治療が大切です。当院にはCKDのエキスパートである4名の腎臓病療養指導士(看護師2名、管理栄養士1名、薬剤師1名)が在籍しており、栄養指導や服薬指導などそれぞれの分野において患者さん個々に応じた最適な指導をおこなっています。
看護師と臨床工学技士がペアを組み、受け持ち患者さんとのコミュニケーションを大切に、日々の診療に従事しております。また透析治療条件の検討や透析生活の支援も積極的に実施しています。
透析をされている患者さんは、動脈硬化や糖尿病などの合併症によって足の血行が悪くなり、感覚が鈍くなりやすいです。ちょっとした小さなできもの(魚の目など)や傷(やけどや深爪、靴擦れなど)が化膿したり、潰瘍となると非常に治りにくい状態となります。そして、最悪な場合は壊死をおこし、不幸にも下肢切断に至るケースもあります。
当院では担当看護師が中心となり、ベッドサイドで足の観察や記録を実施し、20分程度でフットケアが行えます。
足病変の予防と早期発見、悪化防止に努めております。
フットケア外来も充実しており、糖尿病下肢重症化予防研修を終了した看護師が実施しています。
当院にてシャントPTA(経皮的シャント拡張術)を行なうことになりました。
先端に風船(バルーン)のついたカテーテルをシャント内の狭くなった部分(狭窄部)に進め、そこでバルーンを膨らませることによって狭窄部を拡張する方法です。
シャントPTAは、短時間で治療ができるため、身体的負担が少ない手術です。
全国レベルの共同研究を実施し、自動安全除水装置の製品化に貢献しました。この装置は、透析中の血液濃度変化に応じて、透析装置が除水速度を調整する機能です。患者さんは、血圧低下が少なくなり、血圧低下に伴う症状や処置の回数が少なくなります。また2020年より透析液を作る装置、透析液を流す配管を新しいものに入れ替え、透析液の水質管理を今まで以上に厳密に行い、オンラインHDFという治療方法を開始します。
現在、透析ベッドは54床で、月曜日から土曜日まで以下の時間帯で治療を行っております。また入院施設を併設しておりますので、入院が必要な場合でも引き続き当院で治療が継続できます。
定期的にCKD治療食の調理講習会を実施しています。
医師の講義に始まり、管理栄養士が献立や調理方法の説明を実施し、患者さんと一緒に料理を作り、試食します。
治療用特殊食品の種類や使用方法について、実際に調理し低たんぱく用の食品の取り扱いを学ぶためです。
こういった感想が数多く寄せられました。レシピは、HPに掲載されています。
透析患者さん専用の送迎サービスを実施しており、1人で乗り降りできる方で、中央区・兵庫区・灘区・長田区の患者さんが対象です。今後、更にエリア拡大を予定しております。
適切なカロリーを取りながら、水分・塩分・カリウム・リンを控える必要があります。「おいしく、安心して食べられる透析食」をモットーに、適切なおかずの分量と味付けを自然と身につけていただけるよう手作りしています。
薄味に感じないよう旨みを意識した彩りよい献立、少ない調味料を無駄にしない調理を心掛け、おいしい透析弁当を提供できるよう管理栄養士、調理師一同心をこめ、日々工夫を重ねてお食事を提出しております。
エビフライ白
さばケチャップ煮
ナゲット