診療について
めまい / 大量の汗
顔のほてり / こむらがえり
発熱 / 体がだるい
食欲低下 / 手足がしびれる
吐き気 / 力が入らない
頭痛 / 意識障害
など
前日より急に気温が上がった日
気温はそんなに高くないが、湿度がとても高い日
→汗によって体内の熱を逃がすことができなくなるため
涼しい部屋から、急に外へ出た時(温度差が5℃以上ある)
→暑さに慣れていないため
長時間にわたる屋外での行動やスポーツ
室温の高い屋内での行動や睡眠
睡眠不足や二日酔い
下痢や吐き気、発熱の症状がある
→「脱水」になりやすいため
夏場の気温上昇などの影響で、汗をたくさんかいた場合などに水分補給が不十分であると、普段なら水分の溜まりやすい透析患者さんでも、脱水を起こすことがあります。しかし 必要以上に水分を摂ると、心臓に負担がかかるため注意が必要です。
・大量に汗をかいた時
・下痢や嘔吐(おうと)によって体の水分をたくさん失った後、それを補う水分や食事が十分に摂れない時
外での活動をする場合( 肉体労働、草むしりなどの庭そうじ )
※炎天下で1時間程度すごすと、1L程度の汗が出ると言われています
運動をする場合
⇒汗をたくさんかいた場合は、適度な水分補給が必要!
多量に汗をかいたり(汗をかき慣れていない初夏なら 1Lの発汗で最大1.2~1.7gの塩が出ます)、下痢や嘔吐がなければ体から大量にナトリウムが失われることはないためあえて塩分を意識して増やしたり、塩分を付加(付け加える)した「熱中症対策商品(塩アメやスポーツドリンクなど)」を使用する必要はありません!! 普段どおりに食事を食べているなら、ナトリウム不足になることはないでしょう。
「コロナの時代」は、熱中症予防と感染予防の「2つの予防」と上手くお付き合いしていかなければなりません。新しい生活様式を取り入れながら、健康で安全な予防をおこないましょう。
①マスクの着用について
高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずしても良いでしょう。
②エアコンの使用、または涼しい場所への移動
熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効です。ただし、一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気を行っていません。新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります。