診療について
皆さんの中には、すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、
今回は透析室の新しい機械、<超音波画像診断装置(超音波エコー)>
の紹介をしたいと思います。
今まで、シャントの検査といえば、レントゲン室の大きな機械で行っていました。
新しく入った機械では、透析室でいつものベッドに寝たままで行えるようになりました。
基本的には透析前後に行います。緊急時等は透析中にも行う事があります。
音が少し大きいですが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。
検査は痛みを伴わず、身体に害の無いゼリーを用い、プローブという器具で行います。
エコー検査では、血管径の太さや厚さ、血管までの深さ、血流がどれくらい流れているか、血管が細くなっていないか、血栓などはないかなどを見ています。
検査の結果、医師と相談し、血管を拡げる治療が必要か、穿刺トラブルの原因は何か、穿刺位置はどこがよいかなどを考えています。
検査をすると詳しく血管のことがわかります。自宅で観察できることがあるので、早期発見のために皆さんにも日常的に観察することをお勧めします。
・シャントの拍動が弱くなり、触れなくなる
・耳や聴診器を当てても音が聞こえない
・痛み、または、指先が冷たいと感じる
・血管が固くなるなど、いつもと違う感じがする
などがあれば、次の透析まで待たず、早めに病院に電話し、
診察を受けてください。時間が経つと回復しにくくなります。
他にもシャントのことで気になることがあれば、スタッフに相談してください。
< 個人で気をつけること >
・ 毎日 体温を測りましょう!
・ 予防接種を受けましょう!
※今年はコロナウイルスもあるので特にお早めに
・ 外出するときはマスクを着用しましょう。
・ 手洗い、うがいの習慣をつけましょう。
・ 透析室へ入る前に手洗いをして手指消毒をしましょう。